■東海大学に進学
「東京家族ラボ」を主宰する家族問題評論家の池内ひろ美氏の指摘だ。

「自分の子供がADHD(注意欠如・多動性障害)の可能性を指摘されたことを意味するため、一般論としてはこの時点で両親は専門医などに相談して、子供との適切な接し方を学ぶ機会を得たはずでした。しかし親の側で“子供はそんなもの”と勝手に結論を出して、問題と真正面から向き合うことを避けるケースは現実に多く、それが子供の成長やコミュニケーション能力の形成にマイナスとなるケースは少なくない。最新の研究では“人格が形成されるのは8歳頃”とされ、幼少期の子供に対しては本来、親は特に注意深く観察する必要があります」

青木容疑者は小学校に進むと、父親の勧めで少年野球を始めるが〈あまり熱心に打ち込むことはなかった〉という。中学では成績が学年上位を誇ったが、高校に入ると〈3年間友達はいなかった〉とされ、笑顔も消えていったという。

長野市内の予備校で1浪した後、青木容疑者は東海大学に進学。実家を出て神奈川県内の寮で新生活をスタートさせるが、周囲に馴染めず、ほどなく都内のアパートでひとり暮らしを始めた。そして、この頃から〈電話しても連絡がつかなくなり、心配した両親が上京して様子を見に行くと、青木容疑者は「大学の仲間からぼっちとばかにされている」と話した〉という。

しかし“異変”はこれだけにとどまらなかった。

■「親だけで解決は不可能」
両親がアパートの部屋に入ろうとすると「ここは盗聴されているから気をつけて」と注意を促し、盗聴を恐れて携帯電話の電源を切っていたと告白。さらに「部屋の隅に監視カメラがある」とも言い、ショックを受けた両親は容疑者を実家に連れ帰り、大学も中退することに。

〈両親は病院の受診を勧めたが、青木容疑者は「俺は正常だ」と拒否した。無理して受診させれば「親子の信頼が切れないか、心配だった」〉と母親は取材に答えている。

「こういったケースでは、親の勧めで受診にまで漕ぎ着けるケースは非常に稀です。自覚のない子供が拒否するのは当たり前で、そのため親の側が“私が相談したいことがあるから、あなたもカウンセリングに一緒に付いてきて”などとワンクッション入れて誘うことが、今ではセオリーになっています。母親が過剰に息子に遠慮する事例も珍しくありませんが、時に衝突を恐れないで接することで、子供が“自分と本気で向き合っている”と感じて事態が好転することもあります」(池内氏)

その後、青木容疑者は実家で家族に囲まれて暮らすようになり、仕事も両親が経営していた果樹園やジェラート店の運営に携わるなど、親の庇護下での生活を送ることになる。

「家族間で問題を解決しようとしても非常に難しいのが現実で、外部の専門家の話を聞くことで初めて、適切な対処法が見えてくるケースは多い。これまで数多くの家族から相談を受けてきましたが、本当に子供のためを思った時、親が能動的な行動を取らず、受け身のままでいることはあり得ません。子供の抱える問題を親だけで解決することは不可能であると知るのが、親子問題を正常化する最初のステップとなります」(池内氏)

外聞を気にして、問題を先送りにするのが「最悪の対処法」とされるが、今回の事件で親子関係が影を落とした可能性はあるのか。捜査と並行して、こちらの解明も待たれる。

デイリー新潮編集部

※全文は引用先で

デイリー新潮
2023年05月30日
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/05301701/

5ちゃんねるのコメント

  1. ワクチンが人口削減目的とか言う奴らも危険だよな。
  2. 猿之助「ヒデーな」
  3. 無能ほど被害妄想で自己正当化するわな
  4. いい大学行っていい会社に就職しなさい。そうすれば年功序列で一生安泰だから。
  5. >>1
    問題がある子だと分かってたのに
    なぜ猟銃免許を取ることを認め
    猟銃を購入するのを認めたのか
  6. >>6
    ほんとそれにつきる
  7. マサノリやっぱり死刑かなあ
  8. マサノリはどう見ても障害があったろ
    あんなわかりやすい症状が出てるのに貴族親は認めたくなかったパターン
  9. >>10
    祖母のために

    …どーなったんだよ
  10. マサノリは強肩でキャッチャーをやってたと文春の方の記事
  11. 仲良し親子

    【悲報】岸田一族大忘年会 翔太郎パパも寝巻&裸足で参加していた 夫人も
    https://nova.5ch.net/test/read.cgi/livegalileo/1685661527/
  12. 彼はADHD未満だろ
    だから、猟銃の免許証も取れている。
    だいたい、そんな障害のある人物には周囲が猟銃を扱わせない。
    単純に殺人の欲求を満たさないと止まらないタイプだったと思う。
    さて、それを察知した親だったらどうするか?
    坊主の修行でもさせて無欲な人格に改造するとかだろう。
  13. この子に猟銃を持たせても大丈夫かどうかぐらい親ならわかってたはず
  14. 一番問題なのは精神病抱えてるやつに銃の所持を認めた警察だろ
    いかにザルかわかる
  15. 死刑かな?
  16. やはり俺と同じADHDだったか
  17. 出たな…発達=危ない説
    療育頑張ってる親を不安にさせちゃいかんわ
    たとえ2次障害が出たとしても4人の命奪うのは違和感しかないし精神鑑定待つしかないよ
  18. >>16
    親が知って買い与えてるんだから
    責任は親だろが?
  19. ただし俺の場合
    22歳のときに親に実家叩き出されたからなw
  20. 親だったらピコピコハンマーを与えて置くべきだった
  21. >>1
    両親が受診を勧めるが、自分は正常と言う
    すると母親はマサノリちゃんは普通よと言った
  22. そりゃ親の言う事聞かずに好きな事出来る事だけやってりゃ叩き出されるわなw
  23. なんかモノの見事に統失認定の方向だな。
    青木家としては、首吊り台に政憲を送らなくては済む道がみえガッツポーズかな?
    そういう気配はあっても重症ではないし、アパートの隣人トラブルがあれば、盗聴器云々言う神経症(ノイローゼ)の人はいるからな。
    人付き合いが悪いから陰口を言われ悩み、他人の言動が怖くなる人もいるだろ。
    医師にもかけたことなく、猟銃の免許を取り、講習などもクリアしてきて、殺人を犯したから実は統失らしいとか、虫がよすぎるだろ。
  24. ADHDなんて高級な病名がなかった頃
    通知表には毎回、落ち着きがない、忘れ物が多い
    と書いてあった
    今でもじっと列を待つことができないし
    郵便出しに郵便局に行く途中、郵便物を持ってないことに
    気付いたりする
    治ることはない
  25. >>19
    危ないだろ
    神聖化するなよ
  26. >>26
    仲間だな
    俺は54歳だが郵便局の件的な忘れ物は毎日だよw
  27. キチガイ無罪の布石か
  28. >>20
    このエッセイ漫画読む限り許可を出している警察の責任は少なからずあると思うけどなあ


    作者・岡本の狩猟&ジビエ料理体験記! 「山賊ダイアリー/【第三十四矢目】
    https://s.magazinepocket.com/ldg?t=1242&e=315200
    https://i.imgur.com/Dz1SflK.jpg
  29. 死刑になるのか無期懲役かどっちなんだろう
  30. 田舎の名家の落ちこぼれ長男とか凄く屈折してるからな
    甘やかされて育って、自分以外の兄弟や親族は皆それなりの「名家らしい」学歴や職業だったりするから
    大体親の遺産食い潰す
  31. 死刑回避の為に精神病をアピールすれば猟銃を買い与えた事を非難されるし免許取得の際は警察に嘘を付いた事になる(虚偽申告)

    猟銃を与えたのは精神病だとは気付かなかったと言い訳すれば親が気付かない程度の軽症として死刑になってしまう

    難しい選択だ
  32. >>29
    無理っしょ
    俺には前科がないしADHDだから犯罪率が高まると思われるのは心外だわw
  33. >>31
    心神耗弱が認められたら無期懲役…
  34. 別に特殊な親子関係ではねーじゃん
    犯人が発達障害であるってだけで
  35. どうしても発達の枠にはめるならADHDというよりASDの特性が近いんじゃないの?
    リヤカーひいてご遺体回収しようとした拘りの強さもあるし
    人付き合いが極端に苦手なのも説明がつく
    ADHDならリヤカーを取りに帰った時にうっかり猟銃を家に忘れてきて駆けつけた警官に捕まってるわ
  36. >>14
    ADHDは別に反社会的性格のことではないし
    軽度だと細かいことに注意が向く+過集中、忘れ物多い、くらいだ
    むしろADHDの特性は狩りに向いてるから
    人類が狩猟していた頃には大いに役に立っただろうと言われている
  37. >>37
    小学生の頃は明るくてハキハキ話せる子供だったのに…
    どうしてこんなことになってしまったんだ…
  38. >>26
    俺もw